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CM102搭載USBオーディオにSPDIFを追加クリックで拡大CM102は格安USBスピーカーによく使われているICです。 USBインターフェース、DAC、パワーアンプがワンチップになっており、少々の受動部品を使うだけでスピーカーが鳴らせてしまうICです。 このドングルは980円スピーカーに付いていたものです。 DACとしての性能はイマイチで、高域が歪む感じがします。 で、CM102にはSPDIF出力が付いているのでイマイチなDACをスルーしてデジタルのままオーディオ信号を取り出してやろうという試みです。 本来ならTOSLINKを使うべきだとは思いますが、ジャックをそのまま使いたかったので直接LEDを光らせてみました。 出すほうはパルスに合わせてLEDを光らせるだけだからわざわざTOSLINK使うのももったいない気がしますし。
1.必要なパーツ・LED赤色でなるべく高輝度のものがいいです。 暗いとすぐに減衰してしまうので受信エラーになる可能性が高いです。 ・抵抗 CM102のSPDIF端子は3.3V-LVCMOS出力のようです。 赤色LEDのVfは2Vくらいで、10mAくらい流したいので100Ωを入れました。 実際には電圧降下で8mAくらいしか流れませんでした。
2.LEDの加工手持ちの都合で5φのものしかなかったので隙間に収まるように加工しました。クリックで拡大 LEDって無駄が多いと思いません?(違
3.組み込みクリックで拡大イヤホンジャックのセンターのところが都合良くコンデンサの隙間になっていたのでここにLEDを組み込みました。
4.動作確認クリックで拡大出てる出てる。 何かSPDIF対応の機器に繋いでエラーなく伝送されているか確認しましょう。 LEDの輝度が足りなかったり、位置がジャックのセンターからずれていたりすると伝送エラーが起きます。 ・高域の歪みについて SPDIFからPCに繋いで録音してみたところ、高域の歪みは確認できませんでした。 アナログ出力では、出力しているはずの音以外のスペクトルが確認できました。 また、このアナログ出力の歪みは44.1KHz出力と、48KHz出力のいずれにおいても確認できました。 ということは、歪みの原因はやっぱりDACだったようです。 DAC以外に歪む要因があるのか!?と言われそうですが、このICはサンプリングレート48KHzのみ対応です。 一般的な44.1KHzのソースだとWindowsがサンプリングレート変換をすることよって歪む可能性があるのです。 幸いなことに、Windowsの設定で「サンプリングレート変換の質」を「最高」にしておけば音質の劣化はほとんどないようです。 |